研究授業「よく見 よく聞き 考える子」

2021年9月29日 18時10分

 今、学校は「今までどおり」の教育活動を行うのではなく、子どもたちも教員もさまざまな制約のある中で感染症対策をしながら「学びの機会と学力を保障する」ために、創意・工夫をしています。

 研究授業では、すべての教員が授業教室に行って参観せずに、多目的室にスクリーンとプロジェクターを設置して、複数のカメラで授業を映して、シアター形式で参観する方法直接授業参観を行う方法とを融合させて3密を避けるようにしました。


 授業は、子どもたちが、思考ツールタブレット端末を上手に活用して、一人一人が自分の言葉で話し合っていて、単元目標の「登場人物の心情の変化を、情景や場面の対比から捉え、想像したり自分の考えを深めたりする。」ことができていました。思考ツールを活用することのよさは、「伝えて終わり」ではないことです。自分の考えを聞いてくれる友達がいて、一人一人の意見が生かされ、どのグループも友達と一緒に自分たちが「考え抜いた意見」として、発表している姿がすばらしかったです。

 多目的室では小グループの話合いをしている児童の声を聞き取ることができませんでしたが、研究協議では、授業記録を基に意見が途切れることなく、積極的に話し合って充実した協議ができました。

(職員会議に続いて、研究授業でもオンラインを活用した改革を進めている教職員の意識と行動力の高さも嬉しく思いました。)