まちたんけん(3年生)

2023年7月10日 08時00分

 6月7日(水)1・2時間目は、3年生の校外学習(まちたんけん)でした。総合的な学習の時間「大好き!松山」の活動の一つとして、余土校区の特色や自慢できるよさを見付けるため、保免西方面を散策しました。目的地の三島大明神社と日招八幡大神社では、宮司さんから、神社や文化財の説明を聞きました。

 2時間の探検で子どもたちは、たくさんの発見があったようです。普段何気なくみている余土のまちのよさを改めて見つめ直したり、まちの歴史をよく知っている人のお話を聞いたりして、子どもたちはとても喜んでいました。

 今回の探検で分かったことや余土のまちについて調べたことを、これからの総合的な学習の時間を使ってまとめていきます。3年生のみなさん、余土校区のよいところをたくさん見つけてくださいね。 

  

  

【三島大明神社にまつわるお話】

 農業の神様を祭る三島大明神には、学校だよりの名前にもなっている「手引きの松」があります。手引きの松には、次のような言い伝えがあるそうです。

「昔むかし秋のころ、2羽の兄妹の鶴が三島神社にやってきて、巣づくりを始めました。ところが妹の鶴が病気で飛べなくなりました。そこで村の人たちが看病をしました。10日ほどで元気になると、三島神社の上でくるくるとまわり、北の空に飛び去っていきました。すると、2羽の鶴が巣を作っていた松の木の枝が、となりの松の木と手をつなぐようにつながっていました。村の人たちには、とても仲のよかった2羽の鶴の姿に見えました。そこで、決してはなれないように、手をつないでいるという意味で、2本の松のことを『手引きの松』とよぶようになりました。」

【日招八幡大神社にまつわるお話】

 日招八幡大神社の名前の由来には、次のような言い伝えがあるそうです。

「今から800年ほど前の源平のころ、佐々木史郎高綱の合戦の中、日がくれかけました。戦はまだまだ終わりそうにありませんが、夜になると不利になります。そこで、西の空にどんどんしずんでいくお日さまをおおぎでまねきました。すると、不思議なことに、しずみかけたお日さまがもどってきて、あたりが明るくなり戦いに勝ったといわれています。その後、お日様を招くということから、日招八幡大神社と名付けられたそうです。」