卒業式(6年生)

2023年3月23日 12時00分

校長式辞

 式辞 校庭の花々が咲き誇る春の息吹が感じられる今日の良き日、ご来賓の方々、保護者の皆様のご臨席を賜り、卒業式が挙行できますことを心よりお礼申し上げます。

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今、一人ひとりに手渡した卒業証書は、一枚の紙にすぎませんが、この一枚の紙に込められた重みをしっかりと実感してほしいと思います。この証書は、みなさん一人ひとりが、小学校6年間の学校生活を立派にやり遂げ、これから生きていくための基礎となる力が身に付いているという証であり、様々な思い出がぎっしりと詰まった一枚です。また、みなさんの成長を優しく見守り、時には厳しく導いてくださった家族の方々、先生方、地域の方々など、たくさんの人の思いに支えられて貰うことのできた一枚でもあります。感謝の気持ちをもち、この重みをしっかりと受け止めて、いつまでも大切にしてください。

 今年は、感染症対策の行動制限が緩められ、来賓の方々にも、皆さんの晴れの姿を見ていただくことができました。また、在校生の代表として5年生2人がこの会場で、式に参加するとともに、送る言葉を伝えます。他の5年生の皆さんは、画面越しではありますが、各教室でこの様子を見つめていることと思います。今、自分の名前を堂々と言え、卒業証書をもらった皆さんの立派な姿とそこに込められた思いは、しっかりと届きました。

 さて、本日余土小学校を卒業する皆さんに、次の言葉を送ります。「共に見つめ、共に創る。」です。感染症対策のもと不自由な学校生活を送ってきましたが、この春、この生活が変わろうとしています。制限されたことはさらに緩められます。しかし、完全に元の生活に戻るわけではありません。これからはマスクの着脱をはじめ、自分で考え行動することが求められます。もしかしたら、自分が選択することと友達が選択することが違うかもしれません。ですが、互いの思いを尊重し合い、大事にして、中学校生活を送ってほしいと思います。この先、どんどん変わっていくだろう社会に対応していくためにも、今の仲間、これから出会うであろう新しい仲間といっしょに、何が起こっているかを見つめ、そのときに一番良いと思う方法を見つけ、学校生活を送ってほしいと思うのです。「よ・ど・よ・い・こ」の合言葉を胸に、この小学校生活を全うした皆さんにならできると信じています。「共に見つめ、共に創る。」一人ひとりの思いや考えが違っていても、いえ、違っているからこそ、共に見つめ意見を交わし知恵を絞ればきっと、一番正しい考えが決まり、これまでに無いものが創り出していけます。元に戻るのではない新しい生活を、社会・時代を創っていく皆さんに期待をしています。

 保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。お子様を慈しみ、大きな愛情をもって育てられたことに敬意を表します。また、以前のような教育活動ができなかったにも関わらず、いつも温かいご理解とご支援をいただきまして、本当にありがとうございました。お子様がさらに成長し、夢を実現していくことを願っております。本日、余土小学校を卒業する皆さんの活躍と成長を期待し、信じて式辞といたします。

  

  

  

  

  

在校生の言葉

 やわらかな春の日差しが心地よい季節となりました。ご卒業を迎えられた卒業生のみなさん、おめでとうございます。今まで、ぼくたちのために余土小学校を支えてくださり、ありがとうございました。

 縦割り班活動では、1年生から5年生までのぼくたちを、リードしてくださいました。よく分かるように指示を出し、難しい仕事を進んで引き受けてくださいました。下学年の人たちと力を合わせて掃除をすると、学校が美しくなり、気持ちがよかったです。

 委員会活動では、仕事の内容を丁寧に教えてくださいました。初めての委員会活動、分からないことばかりでしたが、「どうしたの?」と優しく声をかけ、お手本を見せてくださいました。おかげで、どんどんできるようになりました。

 そして、運動会。6年生と一緒にソーランの練習をして、私も6年生みたいにおどりたいと思いました。合同練習の時に、上達するコツを教えてもらえたことで、本番では上手におどることができました。また、係の仕事や、準備・片付けなど、てきぱき活動している姿は、かっこよかったです。

 6年生のみなさんは、何事も一生懸命に取り組んでいて、みんなが笑顔になるよう、いつも優しく接していました。いろいろなことに挑戦し、協力してがんばることのすばらしさを教えてくれました。いつも笑顔で接してくれた6年生のみなさんが、私たちは、大好きです。

 これまで教えていただいたことを忘れず、私たちは、下級生のお手本になれるよう、最上級生としてがんばっていきます。本当にありがとうございました。

門出の言葉

 グラウンドの真ん中に立ち、校舎を見上げる。6年間の自分がそこにいる。

 在校生のみなさん。

 気持ちのよいあいさつ、廊下・階段を静かに歩く、協力し助け合う縦割り清掃。ずっと引き継いでください。

 ふり返ればなつかしくよみがえるたくさんの思い出と成長の日々。

 森盲天外さんから学んだ一粒米の精神

 校訓 やさしく 誰にでも やさしくすることができました。

 校訓 かしこく 考えて 行動できる 6年生になりました。

 校訓 たくましく この6年間でわたしたちの心は大きく成長しました。

 戦争の恐ろしさと平和の尊さを知った広島平和公園

 迫力のイルカショーを観た四国水族館

 驚きと楽しさいっぱいレオマワールド

 みんなの笑顔が輝いた修学旅行

 勝利つかもう みんな主役の運動会

 青空の下、心を1つに舞い踊ったソーラン

 協力して挑んだ学年色別対抗リレー

 全力でかけぬけた徒競走

 汗を流して優勝目指した運動会

 自分の夢をかたちにした校内造形大会

 美しい音色が体育館中に響いた校内音楽会

 目標に向かって頑張った校内持久走大会

 感謝の気持ちを伝えたい友達 つらいとき、側にいてくれてありがとう。たくさん笑顔にしてくれてありがとう。

 先生方 6年間、わたしたちの成長を支えてくださりありがとうございました。

 校長先生 いつも優しく見守ってくださりありがとうございました。

 家族 いつも背中をおしてくれてありがとう。たくさん愛情を注いでくれてありがとう。

 地域の方々 登下校など、わたしたちを支えてくださりありがとうございました。

 余土小学校で過ごした努力と成長の日々

 ぼくたちの余土小学校 わたしたちの余土小学校

 わたしたちは「よ・ど・よ・い・こ」を胸に、進んで挑戦することを忘れず、輝く未来へ旅立ちます。