朝会(10月)
2020年10月5日 16時00分校長訓話 「きもちのよいあいさつ」
おはようございます。
今朝のあいさつは、気持ちよくできましたか?
新型コロナウイルス感染症が広がり、「あいさつでも声を出さない」というようなことが続きました。少しずつ声が出るようになっているように感じますが、急に変わるのは難しいですよね。
10月に入り、過ごしやすい季節になってきました。今日は、みんなで「きもちのよいあいさつ」について、もう一度考えてみましょう。
ここからは、いつものようにスライドを使って、お話をします。
これは、皆さんの登下校時の様子です。まずは、去年のあいさつ運動の様子です。
次は、今年の登校時のあいさつの様子です。
あいさつには、「おはよう(ございます)」「こんにちは」「さようなら」「おやすみ(なさい)」
「ありがとう」「大丈夫?」「元気?」「気を付けてね」などがありますね。
家庭でも「行ってきます」⇔「行ってらっしゃい」「ただいま」⇔「おかえり」
「いただきます」⇔「ごちそうさま」のあいさつをしています。
「あいさつをしなくちゃ・・」ではなく、あいさつをされる側で考え、「こんなあいさつをしてもらったら、気持ちいいよね」という思いで、あいさつをしてみましょう。気持ちをこめてあいさつすることを心がければ、あいさつの仕方も変わってきます。また、自然と相手のことを考えた言葉かけや行動ができるようになります。そして、それが毎日の習慣になっていきます。「あいさつ」は、毎日心がけ、続けることが大切なのです。
それでは、「あ」「い」「さ」「つ」のそれぞれを頭にした言葉で、「あいさつ」のポイントを考えてみましょう。
「あ」 明るく(元気に)… やはり、明るくないと気持ちよくないですね。
「い」 いつも … 気がついたら、いつでも声をかけましょう。
「さ」 先に … 誰にでも関係なく、自分から進んであいさつをしましょう。
「つ」 続けて … 毎日、続けることが大事です。
「あいさつは、相手におへそを向けて」
「あいさつは、相手の目を見て」
あいさつする相手にしっかりと向いて、アイコンタクトを取ることが大事です。
せっかく気持ちのよいあいさつをしても、相手に届いていなければ意味がありません。
「あなたにあいさつをしていますよ」という気持ちをしっかりこめて、あいさつの前、そしてあいさつの後にしっかりと相手の目を見るようにしましょう。
「あいさつは、笑顔で出す声」=「笑声」を意識すると、自然と気持ちが伝わります。
「あいさつは、心を開くカギ」
相手の心をドアに例えると、ドアを開くノブは、相手側にしかついていません。毎回のあいさつをきっかけにしたコミュニケーションで、少しずつ相手が自分に心を開いて、ドアが開かれることにつながるのではないでしょうか。
気持ちのよいあいさつを交わすと、お互いに気持ちよくなれますよね。
さらに、あいさつの言葉に、一言加えることで、さらに深く気持ちが伝わります。
例えば、「おはよう」の後に、
「きのうは、楽しかったね」「また、続きをやろうね」「きのうは、ごめんなさい」
「きょうも暑くなりそうだね」「きょうは、何して遊ぶ?」「かぜは治った?」
また、「さようなら」の後に、
「あしたも晴れるかな?」「あしたも続きをやろうね」「早く元気になってね」
など、一言が、相手を気にかけていることを伝えられるのではないでしょうか。
日頃から、このようなことを考えてあいさつをしていると、きっと「笑顔いっぱい」「笑顔つながる」余土小学校になるはずです。
みなさんにとって、秋を代表する花と言えば、何でしょう?校長先生は、彼岸花を思い浮かべます。これは、余土小学校に咲く彼岸花です。
そして、これは校長先生の育った家の近くにある、彼岸花の群れの様子です。
9月中頃から末にかけて、各地から大勢の人が見に来られていました。この彼岸花の群れや一つ一つの花を見ていると、心が和みます。花一つ一つが、笑顔に見えます。そして、この花は、見に来ている人たちに気持ちよさを伝えてくれ、この花を通して知らない人とも気持ちよくあいさつや話ができ、自然とつながることができるのです。
みなさんも、自分から「きもちのよいあいさつ」をすることで、一人一人がこの彼岸花のような周りを気持ちよくする人になり、みんなをつなげていってほしいと願います。
各学級でも「きもちのよいあいさつ」について、いろいろと話し合ってみてください。
運動会まで、あと5日です。心も体も健康で臨めるよう、互いに気を付けて過ごしましょう。「きもちのよいあいさつ」で、きっと学級も学校も明るくなれると信じています。
これで、今日の話は終わります。