第2学期終業式

2020年12月25日 12時00分

児童のことば

(2年 男子)

 2学期にがんばったことは、いろいろあります。まずは、九九を覚えることです。最初に習ったときは難しかったけれど、家で必ず2回唱えようと決めて、がんばりました。たくさん練習して、全部の段をすらすら言えるようになりました。次に楽しかったことは、運動会です。運動会ができるかどうかそわそわしていたけれど、できると信じて、かけっことダンスの練習をしました。本番がちゃんとできて、天気もよかったので、ほっとしました。もう一つ楽しかったことは、生活科のまち探検です。野球場では普段入ることのできない場所に入ったり、たくさんの質問に答えてもらったりして、うれしかったです。

 冬休みには、なわとびや書き初めの練習をしっかりとして、よい3学期をむかえたいと思います。

 

(5年 女子)

 2学期のキーワードは、「責任」「協力」「努力」です。一つ目の「責任」は、放送委員での活動です。全校のみんなが聞いている大事な放送だと意識して、失敗のないように取り組みました。二つ目の「協力」は、集団宿泊活動です。カレー作りでは火の番を担当しました。足りないところはみんなで協力し、おいしいカレーを作ることができました。三つ目の「努力」は、学習です。算数は苦手ですが、がんばっています。外国語や国語では、自分の考えを何度も発表するよう努力しました。

 3学期は、何事も自分から進んで行動し、下学年からあこがれられる高学年になれるよう、さらに成長したいです。

 

校長式辞

 夏休み明けの暑い9月に始まった2学期が、逆に寒い日の続いている今日、終わります。新型コロナウイルス感染症の影響の中、2学期は様々な活動や行事をこなすことができました。

  明日からの冬休み、どのように過ごすか、計画を立てていますか?感染症予防のため、いつもの冬休みに比べると、外出することが少ない、我慢しなければならないことが多い休みになるのではないかと思います。校長先生も毎年、20人~30人くらいで集まり、新しい年を迎えたお祝い会を盛大に行っていましたが、この冬は我慢しようと思います。おそらく、家の中で過ごすことが多いと思います。家族でも、近くで向き合って遊ぶ場合、感染症対策を気にかけることが大事です。家の中でもマスクをしたり、手洗いを多めに行ったりして、しっかりと感染症予防をして過ごしましょう。マスクのことについては、今月の「てひきの松」に詳しく書いていますので、おうちの人と一緒に読んでみてください。 

 感染症の影響で、思うようにいかないことも数多くありましたが、うれしいこともたくさんありました。先ほど、2人のお友達が、がんばったことなどを話してくれたのもうれしかったのですが、今日は、余土小学校にとってうれしいニュースを紹介します。

  ここで、一つクイズです。10月26日にJRC登録式を行いました。余土っ子がこのJRC(青少年赤十字)の活動を始めて、今年で何年になると思いますか?・・・答えは、50年です。この50年間、余土っ子が、JRCの活動(「気付き」「考え」「行動する」)をがんばってきたことに対し、立派な楯とともに感謝状が届きました。今日は、JRC委員会委員長さんに余土っ子のみんなを代表して、受け取ってもらいます。

  もう一つ、クイズです。毎年、この時期に、「今年一年を表す漢字」が選ばれています。さて、今年の漢字、第1位は何という漢字でしょう。・・・今年の漢字は、「密」(「すき間なく、ぎっしり詰まっている」という意味) これは、感染症を防止するために避ける「3密」の「密」です。我慢しなければならないことを表した漢字で、あまりうれしいことではないように思います。でも、この「密」にはいい意味もあります。「親密」という言葉のとおり、「親しむ」という意味のある優しい言葉でもあります。人と人の深い関係(つながり)を表す漢字なのです。

  2020年もあと1週間で終わります。今年1年を振り返り、今年、何度も話してきた一番大事な「命」をつなぎ、「笑顔」がいっぱい詰まった「密」が広がるよう願いをこめて、新しい丑年の2021年を迎えたいですね。

 2学期の間、本当によくがんばりました。1月8日には、また笑顔で会いましょう。              

(令和2年12月25日 余土小学校校長)