第2学期始業式

2020年9月1日 12時00分

児童のことば(6年児童代表)

 ぼくが1学期にがんばったことは、自分の持ち前の能力の一つ「発表」を最大限に生かし、勉強の能力を高めたことです。どの教科の学習にも進んで取り組むことができました。また、友達と仲よくしたり、規律をきちんと守って下学年の手本になるよう注意したりして行動することもできました。

 2学期の抱負は、運動会や縦割り班活動といった多くの活動がある中で、小学校生活最後ということも含め、自分の才能を生かし、努力と結果が結びつくよう工夫したいです。充実した2学期となるよう、勉強でも予習・復習もがんばり、さまざまなことに前向きに取り組みたいと思います。

 

第2学期始業式 式辞(余土小学校 校長)

 今日から9月に入りましたが、毎日暑い日が続いています。形の上では今日が第2学期の始業式ですが、すでに8月24日より補充学習の授業が始まっていましたので、あまり今日が始まりという感じではないかもしれません。しかし、区切り、けじめをつける日と捉え、今日の日を大事にしてほしいと思います。

  さて、今年はいつもと違う夏休みでした。いつもなら40日ほどの休みがありましたが、今年は10日ほど少ない夏休みとなりました。

 第1学期の終業式で、「少なくなる夏休みだからこそ、これまで以上に一日一日を大事に過ごしてほしい。感染症予防のために、しなければならないことに努力し、大事な命をつなぐようにしてください。」という話をしました。いつもより家の中で過ごすことが多かったのではないかと思いますが、限られた時間を、大事に過ごすことができましたか?当たり前のことができないもどかしさ、もやもやとした気持ちがあったのではないかと思います。そのような中、いつもより短い旅行に出かけたり、身近なところで家族と楽しむ時間を見付けたりすることで、ちょっとしたことが、大きく心に響く思い出となったのではないでしょうか。

 今日から1年で1番長い2学期が始まります。新型コロナウィルス感染症はまだまだ収まっていませんので、これまでと同じように、感染症予防のためにしなければならないこと、我慢しなければならないことがたくさんあります。予防のためにしなければならない3つのおさらいです。確かめましょう。

 一つ目は、人と人との距離(間)を正しくあけること。1mを目安に、間をあけて行動しましょう。

 二つ目は、必要に応じてマスクを着用すること。熱中症に気を付けながら、出かける時にはマスクをしたりはずしたりしましょう。

 三つ目は、感染症予防の一番、手洗いをしっかりすること。外出後、食事前、トイレの後など、正しい手洗いの習慣を付けましょう。

 

  「ピンチをチャンスに」という言葉があります。これは、人の考え方や生き方を変える「魔法の言葉」です。世の中で成功した人は、みんなピンチをチャンスにしてきた人たちです。今、感染症予防のために我慢しないといけないことをピンチと捉えると、①人とのつながりのありがたさや命の大切さを心から感じ、②限られた時間の上手な使い方を考え、③健康のためにこれまでの生活を見直し実行する等、自分の中で前向きに考える機会、これをチャンスと捉えることができます。

 2学期も自分や周りの人の命を1番にして、この命と笑顔をつないでいきましょう。           

 令和2年9月1日