卒業記念でスイングベンチを作ろう!~夢みる余土小プロジェクト~⑤(6年生)

2025年2月24日 08時00分

 「紅茶のような甘い香りがする。」

 これは、「卒業記念でスイングベンチを作ろうプロジェクト」で、スイングベンチに防腐剤のペンキ塗りをする子どものつぶやきです。

 「木のにおいが引き立つようだね。」

 そんな風に会話が続きました。その心地よい香りは、余土小学校の様々な場所に届いています。

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 「するすると塗ることができるね。」、「ペンキは、ふぉわーっと広がっていくんだね。」、「刷毛の形は、塗りやすい形をしていたんだね。」と、たくさんの発見があったようです。

 「ペンキがたれてきているよ。」、「均等に塗ることができるようにがんばろうよ。」、子どもたちにとっては、初めての経験です。迷う部分があるのも当然です。それでも声を掛け合って、より良いスイングベンチにしようとしきりに手を動かしていました。夢中になって作業を進める子どもたち。手や顔にペンキが着いているのも気付かないぐらいです。

 スイングベンチの土台とベンチに、背伸びして塗ったり、しゃがんで塗ったり、寝そべったり、下からのぞき込んだり、塗り残しの無いようにがんばりました。時間が進むごとに、子どもたちはこつをつかんでいるようでした。細かな部分になると、子どもたちの目線は、ぐんとスイングベンチに近付きました。目をしっかりと見開いて、ペンキの輝きと同じように、子どもたちの目は輝いていました。

 子どもたちは、みんなチームです。夢の実現に向けてがんばりました。思っていたよりも作業は、早く終わりました。

 「6年生として最後の活動となるこのプロジェクトを、6年生らしくみんなと共にやり遂げたいです。」、「この活動を支えてくれた多くの人々に感謝の気持ちを込めて、ベンチを完成させます。」、その姿は、友達と思い出を分かち合っているようにも見えました。スイングベンチを学校のみんなに届けるまで、あと少しです。3月の卒業式に向け、卒業記念品を届けるその日に向け、たくさんの思い出の時間を共有していきましょう。