立冬、小春風(金管バンド部)

2024年11月10日 08時00分

 立冬、小春風。

 春を思わせるような、冬のはじめの暖かい風。優しさと温もりあるゆったりとした風が、放課後の余土小学校に吹いています。

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 校内音楽会の前日。私たち金管バンド部は、練習の場所を、明日の舞台となる体育館にうつしました。キラキラとしたステージの看板や装飾に、思わず感嘆の声をあげ、明日のオープニングで、輝く私たちのハーモニーを届けたいと、気持ちを新たにしたところです。

 チューニングの音に混ざる、仲間との会話。笑顔もこぼれています。最後の練習は、そんな風にリラックスした雰囲気の中、始まりました。

 合奏♪「ケセラセラ」

 魅力ある楽曲、私たちの余土小サウンドにステージの照明が反射し、管楽器の金と銀の眩い光がフロアいっぱいに広がりました。

 「コルネットの音が響いているよね。」

 「ドラムのかっこいいところを撮ってあげてね。」

 「金管バンド部の演奏もすごいけど、私たち6年生も期待していてね。」

 「ぼくは4年生の発表で木琴をするんだよ。」

 メンバーみんな音楽を心から愛しています。明日は、みんなの素敵な場面をたくさん見ることができそうです。

 「曲紹介の練習をしておこうよ。」

 代表の6年生の言葉に、みんなで耳を傾けました。思わず笑顔もこぼれます。仲間の暖かい眼差しに力を得て、緊張がにこにこに変わりました。

 いよいよ明日です。まずは、みんな元気に来ていることを願っています。これは、11/7の放課後のお話です。