爽籟(そうらい)爽やかな秋風(金管バンド部)

2024年10月14日 08時00分

 「ロングトーンを必ずしましょう。」

 10月のとある日の金管バンド部のめあてです。なぜ、この日がこのめあてになったかと言うと、それは前日のテレビ番組が関係しています。

 日本中にいる素晴らしい人を紹介するその番組では、大阪のとある高校の吹奏楽部の2004年の活動が紹介されていました。放送開始から間もなく30年。貴重な映像が新しい編集でよみがえりました。高校吹奏楽の巨匠が率いた吹奏楽部は、吹奏楽の甲子園「全日本吹奏楽コンクール」に出場すること40回。そのうち32回は、全国金賞を受賞したそうです。

 主人公は、ロングトーンをがんばるクラリネットの男子生徒さん。見事コンクールメンバーのオーディションに合格します。

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 「みんなもみているといいなあ。」と思って話をしてみると・・・。

 金管バンド部のたくさんのメンバーが、昨日の番組を見たようで、音楽室では、こんな話になりました。

 「しっかり息を使って、しっかり楽器を鳴らして、その音を自分のもつ武器にする。」

 「リズムは、何回か練習すると身に付くけれど、音は、地道な練習していないとすぐには変わらない。いいロングトーンをしていたら音が変わる。」

 今しないといけない曲があってなかなかできないけれど、毎日必ずこれだけロングトーンする、この練習は毎日すると決める、そんな風にめあてを確認したところです。

 学年が上がると、「こんなに上手になるの?」というぐらい上手になるメンバーがいます。5年生から6年生もぐんと上手になる時期です。

 「1年1年、上手になっていきましょう。打楽器の人も、ロングトーンと同じように基礎練習をがんばってください。」

 そんな風に、この日の練習が始まりました。

 運動会の開幕を告げる3曲、校内音楽会で演奏する予定となっている♪「ケセラセラ」。9・10月には、たくさんの曲に挑戦しています。♪「銀河鉄道999」をALTにも聴いてもらう機会もありました。合奏することが大好きなメンバー65人です。

 「爽籟(そうらい)」爽やかな秋風。

 爽やかに響くのは、私たちの余土小サウンド。晴れ渡った気持ちで、今日も練習が始まりました。土曜日(10/12)は、運動会本番です。