風の色(金管バンド部)

2024年9月9日 08時00分

 風の色。

 秋の訪れを実感する夕方の涼やかな風。放課後の音楽室に心地よく吹き抜ける秋風に、私たち金管バンド部は、何色を見出したのでしようか。
 「基礎練習をしてから、運動会で演奏する曲の練習をしましょう。」
 部長さん、2人の副部長さんホワイトボードに記した9月最初のめあてに、風が再び動き始めたことを感じました。「あいさつ、うがい、オイル、音出し。」、音楽室から聴こえてくる音は、夏の風とは確かに違います。メンバーみんなが秋に奏でるその音は、それまでとは違った意味をもつ風の音に聞こえました。

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 ♪「希望のファンファーレ」、♪「余土小学校校歌」、♪「君が代」、後輩メンバーも、新しい楽譜を手にしました。余土小学校金管バンド部は、この日、再びスタートラインに立ちました。
 輝く笑顔を見せる4~6年生50名のメンバー。四国支部大会のスナップ写真が届きました。夏から秋へ。大会メンバーと3年生という分け目がなくなり、みんな一緒に、同じ目標をもち9月の練習が始まりました。心の奥のさざなみが、少しずつ風を運んでくるようです。今、運動会で演奏する3曲に加え、校内音楽会で演奏する曲も選曲しているところです。
 「これから一緒に、いろいろな曲を演奏していきましょう。」
 「練習する曲の中に出てくるフレーズや音階、リズムは、別の曲の演奏にも生かすことができるよ。」
 「それに気付くようになると、2曲、3曲と演奏できる曲が増えてくるよ。」
 顧問の先生のそんなメッセージに、たくさんの曲に挑戦したい、みんなファミリーでたくさんの思い出をつくりたいと、気持ちを新たにしたところです。
 私たち金管バンド部は、この先どんな音色を奏でるのでしょうか。新しい風は、どんな色でしょうか。風の色が決まるとき、それは、そんなに遠くはないのかもしれません。