雄風(金管バンド部)
2024年8月21日 08時00分 余土小学校のホームページは夏休みも更新しています。夏休みは33日目です。夏休みは、残り11日になりました。
今回のホームページでは、金管バンド部の活動の様子をお伝えします。
「もう一度、みんなと同じステージに立つことが、私の夢です。合奏では、先輩たちみんなの音を聴いたり、私が吹くことができるところは音を出したりしています。♪『喜びの歌』も、たくさん吹けるようになりました。先生、横で聴いていてください。」は、3年生のトロンボーンの新入部員さん。顧問の先生の指揮に合わせて、にこにこと楽しそうに演奏しています。
雄風。勢いよく、気持ちよく吹く風。8月、蒸した夏の午前。3年生のみんなの力強く凛々しい音が、全体合奏でも響くようになりました。入部から3か月。3年生のみんな笑顔いっぱいで楽器を手にしています。
「金管楽器は、作音楽器だから、鳴らすだけでは正確に音は出ないけれど、地道な練習を大切にするといいよ。思った音が出るとうれしいし、曲を演奏できるようになると、もっと楽しくなるよ。」、そんな3年生の姿に、5月の顧問の先生の話を重ねているところです。
私たち余土小学校金管バンド部は、8月下旬に行われる第43回全日本小学生バンドフェスティバル四国支部大会に向け、夏休みの練習を続けています。大会に参加するのは、4~6年生のメンバー50名。3年生16名は、人数の制限があるため四国支部大会には参加できないのですが、合奏に参加したり、個人練習に励んだり、メキメキと力をつけています。
そんなかわいい3年生。4~6年生の合奏♪「風立つときに」の合奏のかげで、どんな個人練習をしていたと思いますか。副顧問の私が見た、音と音楽の風景は、こんな具合でした。
「♪『風立つときに』を始めるよ。」、「次は♪『喜びの歌』」、指揮者に扮した子どもが「1・2・3・4」と声を掛けて、演奏が始まります。吹くことができない部分は、口ずさんで・・・。その姿は、まるで小さな音楽隊。見ている私も、笑顔いっぱいになりました。
「6年生のみんなもそうだけど、5年生も4年生も、もちろん3年生も、例年に増して上手になっているように感じますね。」
「6年生のみんなが、下の学年のみんなによく声を掛けていますね。学年関係なくみんなで上手になろうとする雰囲気がありますね。」
そんな風に、顧問の先生と話をしているところです。メンバー一人のひとりの思いに感動し、「夏が終わっても、みんなが楽しいステージを用意してあげたいなあ。」と、計画を進めています。
夏の終わりが近付いてきました。トンボの姿も見かけるようになりました。私たちの風の物語は、間もなく一旦終焉を迎えます。66人みんな、心を一つにがんばりましょう。