余土物語(6年生)

2024年1月3日 08時00分

 余土小学校のホームページは冬休みも毎日更新中です!!冬休みは9日目です。冬休みは残り5日となりました。

 正月3が日。みなさんのご家庭では、初詣に行き新年の安全や健康を祈願したり、お節料理やお雑煮などの伝統的な料理で新年のお祝いをしたり、それぞれのふるさとでお過ごしのことと思います。今回のホームページでは、6年4組のみなさんが取り組んだ、ふるさと余土の物語をお届けしたいと思います。

 

 楽しい放課後を過ごした公園。お気に入りの散歩コース。ふと見上げた雲一つない空。これは、6年4組の子どもたちが、国語科「『余土物語を作ろう』~余土物語大賞への道~」で描いた余土のまちの風景です。

 夏休みの取材活動、写真をもとにしたテーマの設定、登場人物のキャラクターづくり、9月には子どもたち一人ひとりの余土物語が完成しました。保育園や小学校、そして中学校。交番や駅のホーム、それから近所の路地裏。物語には、余土のまちの何気ない風景が綴られていました。

 余土外環状線の工事、余土中学校の移転、新しい支所の建設。地域の開発が進み、余土のまちの風景は、日々変化しています。しかし、子どもたちの見つめる美しいふるさとの風景は、何気のない普遍的なものでした。それは、私たち大人が忘れた風景なのかもしれません。

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 「比喩を使うと、気持ちが伝わりやすいよ。」や「会話や音を表す表現を入れると、生き生きとした風景になるね。」など、授業では、友達と意見を交換しながら、よりよい余土物語にしようと編集会議を進めてきました。推敲を繰り返しできた物語には、子どもたちの思い、そして明るい未来が描かれていました。

 ふたりいっしょに出掛けたあの道、いつも励ましてくれた友達の声、疲れを癒してくれた母の存在、夢を支えてくれた先生。悔しいことも哀しいことがあったけれど、多くの人々とのかかわりこそが、本当のふるさと余土の風景なのかもしれません。

 10月、6年4組の子どもたちは、余土のまちのよさを多くのみんなに伝えようと、さらなるチャレンジに取り組みました。自分たちの作った本を学校図書館に設置して、全校校内放送で呼び掛けをしました。それから3か月、余土小学校の多くの子どもたち、多くの教職員が、その余土物語を手にし、たくさんの感動を得ました。子どもたちには、余土のまちを見つめる強い眼差しがあることも分かりました。そんな子どもたちを、わたしたちの余土のまちで見守っていきたいとの思いを強くしているところです。

 みなさんは、今、それぞれの場所でどんな風景を見つめているのでしょうか?お正月には、ふるさとの風景を見つめ直すのもいいですね。

※授業の様子は、9月15日(月)のホームページにも掲載しています。