茜風(金管バンド部)
2025年2月22日 08時00分 「ソロパートは、素敵な音だと思ってもらえるように演奏しようね。自信をもってね。これまで十分にがんばってきたんだからね。」
茜風、夕暮れの音楽室。
春が目覚めるようなその音は、6年生の♪「さくら」から聴こえてきます。感謝を込めて・・・。スプリングコンサートのラストを飾るその1曲を、6年生のメンバーがバトンをつなぐように、演奏しています。まだ練習なのに、ぱっと表情を変えたり、なんだかそわそわしたり、6年生同士で目を合わせたり、きらきらとした時間が流れていました。
「金管バンド部に入ったころには、♪ドしか読めなかったんだよ。」、「アーティキュレーション記号も、分かるようになったね。」と話すコルネットの2人。パート練習でも6年生みんなといっしょに♪「さくら」を順に奏でていました。「先生がカウントを打って。」、「もうすぐお別れだね。」、いつも笑顔のみんなも、いろんな想いを胸に練習を重ねているようです。
「♪『さくら』のリズムに気を付けて演奏します。」と、チューバの4年生。その言葉に、6年生のメンバーは、小さなときどんなことを思って演奏していたのだろうと、想いを馳せました。
1年はあっという間に過ぎました。1つ上の先輩たちのもとで、まだまだ幼い顔をしていた6年生も、立派な先輩になりました。
終わりのミーティングでは、「がんばってよかったと思えるように、練習をしていきましょう。」、「どの学年の人も、自分にあっためあてを達成して、スプリングコンサートを迎えましょう。」と、話し合いました。
「6年生みんなの、一生懸命な姿を、覚えておこうと思います。」と、顧問の先生。本番では、指揮の後ろでの演奏になります。「顔を見ながら演奏を聴くことができるのは、練習のときだけだから・・・。」と、放課後には、そんな風にお話を聴きました。
響け余土小サウンド!コンサートでは、みんなで笑顔と元気を届けましょう。