5つの試験管には?(6年生)
2025年1月3日 08時00分 余土小学校のホームページは、冬休みも毎日更新しています!!冬休みは、9日目です。冬休みは、残り4日になりました。
今回のホームページでは、12月9日(月)に行われた6年1組のみなさんの理科の学習の様子をお伝えします。
単元「水溶液の性質」で、子どもたちは、水溶液に溶けている物を取り出したり、泡が発生しているようすを観察したり、金属と反応する様子を調べたりする活動を通して、食塩水には食塩が、塩酸には塩化水素が、アンモニア水にはアンモニアが、炭酸水には二酸化炭素が溶けていることを発見してきました。
単元の終末には、上の4つの水溶液に、水を加えた5つに色分けした試験管を用意し、それぞれの試験管には、どの水溶液が入っているかを調べる活動を行いました。子どもたちに、「できるだけ少ない回数の実験で5つを見分ける方法はないか。」と投げ掛けると、班の友達と話し合いながら、実験方法を決めることができました。どの班もそれぞれ違った実験方法です。
ある班は、実験①で、試験管を振ることで泡が出たピンクの試験管には、炭酸水が入っていることを発見しました。実験②では、残り4つについてリトマス紙で調べ、これまでの単元の実験から、黄色は酸性になったことから塩酸、オレンジはアルカリ性になったことからアンモニア水だと判断しました。実験③では、残り2つの水溶液をアルコールランプで熱し、固体が出た黄緑を食塩水、出なかった青を水と分けることができました。
その後、全体で各班の実験の手順を紹介し合い、5つの水溶液を見分ける方法には、様々な手順があること、少なくとも3つの実験をしないといけないことをまとめ、本単元の学習を終えました。
水溶液の性質や働きの違いを観察、実験を通して多面的に調べることができました。