離任式(全校)
2024年3月29日 12時34分 春は別れの季節です。余土小学校でも、3月29日(金)に離任式を行い、子どもたちが先生との別れを惜しみました。式では、8名の先生方一人ひとりからお言葉をいただきました。
教室の窓から海の見える高浜小学校で、初めて先生になって、それからずっと先生の仕事をしてきましたが、今日でお仕事を卒業することにしました。冬になると雪が降ってスキーをする学校に行ったり、病気で入院しているお友達が通ってくる学校で仕事をしたりしました。これまでの学校でも余土小学校でも同じだったことは、みなさん明るい笑顔でかわいらしくて、毎日一緒に勉強したり、遊んだり、思い出ができたことは、どの学校でも同じでした。そんな子どもたちに囲まれて仕事ができたことは、本当に幸せだったと思います。余土小学校では、6年間1組の先生として、1組の子どもたちを中心に楽しい勉強をしたいなあと毎日考えながら、やってきました。そして今回卒業した6年生とは、1年生のときから、みなさんの成長を見ることができて、この前の卒業式では、感動しました。余土っ子のみなさん、これからも明るい笑顔で、楽しい余土小学校でがんばってもらいたいと思います。先生もこれから、元気にがんばりたいと思います。
3月27日に校舎の3階からきれいな夕日を見ました。余土小学校で、先生の生活が終わるんだなあと思って、とてもきれいな景色だったのですが、涙が出ました。余土小学校では、9年間過ごすことができました。見た目は、まじめそうに見えたかもしれないけれど、先生は、おっちょこちょいでおふざけもいっぱいしてきました。でも、余土っ子のみなさんの素直さと明るさと、素敵さで支えられてきました。とっても楽しかったです。余土小学校で教員の生活を終わることを誇りに思います。みなさんは気づいていないかもしれませんが、この余土小学校で、みんなでいっしょに学んで、みんなといっしょにがんばったことは、人生の宝物になると思います。自信をもってこれからもがんばってください。
余土小学校で6年間仕事をしました。その間には、いろいろなことがありました。それでも変わらないことが一つだけあります。それは、余土小学校が大好きで、自慢のできる学校だったということです。そういう学校をみなさんが、これからもつくり続けてください。ありがとうございました。
1年生のみなさん。先生が廊下を通ると「先生、こんなことができるようになりました。」と話し掛けてくれました。2年生のみなさん。先生は、JRC委員会のお兄さん、お姉さんといっしょにJRCの活動をしてきました。2年生のみなさんがたくさん募金をもってきてくれて、とても優しいみなさんでした。3年生のみなさん。先生は、心の中で「はりきり3年生」と思っていました。なんでも楽しくがんばっていました。4年生のみなさん。ここ最近3学期になってから、お兄さんお姉さんになってきたなあと思います。4月から5年生ですね。どんどんいろんなことをがんばってほしいと思います。5年生のみなさん。みなさんは、とてもパワーがあって「ぼくがします!わたしがします!」と、いろんなことを進んでやってくれました。とても助けられました。卒業生のみなさん。みなさんが入学してきたときに、先生はいっしょに余土小学校にやってきました。先生は掃除をしていて、みなさんが1年生のときの入学のしおりを見付けました。中を見ると、ひらがなでかわいい名前がたくさんのっていました。5年生のみなさんが入学してきたときのしおりには、みなさんが入学した時の写真が載っていました。とても懐かしくて、思わず掃除の手を止めてしまいました。6年生のみなさんは、とても優しくて、いっしょに勉強していてとても楽しかったです。そんなかわいいみなさんといっしょに勉強することができて、とてもうれしかったです。
今の6年生のみなさんとは、4年生・5年生といっしょに過ごしました。5年生とは、今年1年間いっしょに過ごしました。毎日、家族と同じように過ごしました。先生の姿を見て、先生って楽しいそうだなあと思いましたか。それとも大変そうだなあと思いましたか。楽しそうだと思ってくれていたらうれしく思います。先生として働いてきて、大変なこともあったけれど、その何倍も何倍もうれしいことがありました。今年は、先生のクラスの子どもたちが、作文で「友達ってどうして必要なのかなと思っていたけれど、今年その理由が分かりました。」と書いていました。その理由は、いっしょにいると安心するということでした。大人になると気づかないことや忘れてしまうこともあるけれど、先生はこの仕事をしているから、いろんな素敵なことに気づくことができます。みんなは、友達に囲まれて過ごしているように、先生もいろんな先生といっしょに仕事をしています。余土小学校の良いところは、みんなも先生も素敵だということです。みなさんがこの余土小学校で成長できるということは、とてもラッキーなことだと思います。これから大変なこともあるかもしれないけれど、先生や友達に相談して、がんばってください。苦しいこともあるけれども楽しく過ごすことを大切にしてください。
最後に2つのお話をします。一つ目。余土小学校の素敵なところはどこでしょう。頭の中に浮かびますか。みんなの余土小学校は、とても素敵なところの多い、素敵な人の多い学校です。その中で、すごくいいなあと思うことがあります。それは、みなさんがよくがんばることです。がんばって発表している、友達とよく遊んでいる、外で元気よくスポーツをしている、一生懸命なところがとてもいいなあと思っています。これからも続けてほしいですが、心も体も疲れたときには、一休みをしてもかまいませんから、元気でがんばれるみなさんでいてください。二つ目。今年度は「おにぎりタイム」をしましたね。覚えていますか。話し合う時間でしたね。それは、先生たちが、みなさんの一人ひとりの思いや考えを大切にしたかったからです。話合いが好きになった人もいました。次の学年に上がっても、自分の思いや考えを伝え合うことを大切にしてください。卒業生のみなさん、1年間ありがとうございました。中学校に行っても立派に過ごしてくれると思います。5年生のみなさん、4月からの余土小学校をみなさんに託します。それでは、先生に会うことがあればぜひ、声を掛けてください。
大変よい姿勢で話を聞いていますね。そういうところもみなさんの良さだと思います。1年間ですが、みなさんのすばらしいところをいっぱい見つけました。まずはあいさつです。どこの学校にも負けていないですよ。マナーを守れることもいいところです。余土小学校はJRCの活動に54年前から取り組んでいますが、「気づき・考え・実行する」ということが小さいころからできています。みなさんの心の中に優しさや思いやりが育っていますね。4月から新しい1年生と立派な余土小学校にしてください。私は、4月から幼稚園の子どもたちと元気に過ごそうと思っています。みなさんもどうぞ元気でがんばってください。
4月、みなさんが登校してくるときに旗を持って交通指導をしていると、「だれかな?」という感じで私のことを見ていましたが、次の週には「あっ!!給食の先生」という声が聞こえてきました。給食のことをみなさんに教えていくと、みんなはだんだん上手になってきて、「できるようになったね。」と声を掛けると、にこっと笑ってくれました。算数を教えるときも、分からないなあという顔から、できるようになった笑顔、社会を教えるときも、なぜそうなのだろうかから、そういう理由なのかという顔に、書写のときも、こうすれば上手く書けると気づく表情、みんなのそんな笑顔をいっぱい見ることのできた余土小学校でした。そういうみなさんから力をいっぱいもらって1年間を過ごすことができました。みなさんの笑顔は、素敵です。これからもそんな表情を大切にがんばってください。
児童代表の5年生が、異動・退職する教職員一人ひとりに感謝の気持ちを伝えました。そして、花束の贈呈の後、校歌を歌い、式を終えました。春の暖かい陽射しに囲まれ、大切なひとときを過ごすことができました。
異動・退職される皆様の新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。