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2014年2月12日(水曜日)

森盲天外物語15

カテゴリー: - hp-admin @ 15時04分46秒

森盲天外15

− 郷里から房五郎がやってくる −

 

修行の毎日を送っている盲天外の所へ、郷里の余土村から、

少年のころからの友達である鶴本房五郎がはるばる訪ねて来ました。

「ごめんください、恒さんおるかな。余戸の房五郎じやが。」

「おお、房さんかい。よう訪ねて来てくれたのう。

まあ、むさくるしい所じゃが、お上がり。」

「長いことご無沙汰していたが、元気そうで安心した。

今日訪ねて来たのはお願いがあって来たんよ。」

「この頃は気持ちも落ちついて、目が見えないのにも慣れたよ。

さて、このわしにお願いとはいったい何のことかいなあ。」

「余土村では村長の松田久次郎さんが

8年間つとめて、近くやめることになった。

そこで、あんたに村長を引き受けてもらいたいのじゃ。

今、村では小学校を新しく建てることを村会で決めたが、

建てる場所のことでもめている。どうしても、

君が村長になって、このむつかしい問題をおさめてもらたいのじゃ。」

「目の見えないわしに、とてもそんな大役はつとまらん。

せっかくじゃが、引き受けることはできんわい。」

はるばる訪ねて来てくれた友達のたのみを、

すぐには受け入れることができませんでした。

山を下りていく房五郎にはすまない気持ちで、

見えぬ目でじっと見送ったのでした。

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参考文献

えひめこどものための伝記第3巻(愛媛県教育会発行) 

       我が村(青潮社出版部発行) 
         一粒米(青葉図書発行)

       わたしたちの余土・余土百年のあゆみ(松山市立余土小学校発行)

挿絵:出典

 えひめこどものための伝記第3巻(愛媛県教育会発行)


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