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2013年12月24日(火曜日)

森盲天外物語13

カテゴリー: - hp-admin @ 11時03分32秒

 

 

森盲天外物語13

− 一粒の米 −

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母の作ってくれた食事も食べる気がしない。

食べぬのは申し訳がない。

そんな気持ちで暮らしていたある日、食事をしていた時のことでした。

膝の上にこぼれた一粒の米に、何気なく指先がさわったのです。

 

「ああ、そうだった。」と、

自分の心に強く感じるものがありました。

 

それは、

「一粒のこの米は植物の実に過ぎないが、

一度人の口に入ると消化されて、

人の大切な力となる。

 

それは少し前までのただの植物ではなくなっている。

人間の大切な営みを生み出す元になっている。

何とすごい変わりようではないか。

 

一粒の米が人の口に入るまでには、

お百姓さんのたくさんの苦労がある。

 

その一粒の米は、きっとこんなことを言っているのではないか。

 

『わたしはただの植物の実で終わることなく、

人間のために目的を遂げねばならぬ。

たとえ、どんなに苦しくても(熱湯で煮られること)、

がまんして御飯となって、人の口に入り、

歯でかみ砕かれ、おなかで消化され人間の力となりたい』と。

 

一粒の米にも何と大きな望みがあるではないか。」

ということだった。

 

恒太郎は、「目が見えなくなったぐらいで、望みを失い悲しい毎日を

送ったのではいけない。そんな弱虫ではいけない。

一粒の米にはずかしいことだ。」と、

元気を取り戻しました。そして、

 

「世のため、人のために働かねばならん。」と

勇気づけられました。

そこで、心の強い立派な人になる修行をしようと思い立ちました。

京都に行って、新しい生活を始めました。

 

参考文献

えひめこどものための伝記第3巻(愛媛県教育会発行) 

       我が村(青潮社出版部発行) 
         一粒米(青葉図書発行)

       わたしたちの余土・余土百年のあゆみ(松山市立余土小学校発行)

挿絵:出典

 えひめこどものための伝記第3巻(愛媛県教育会発行)


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