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2013年10月16日(水曜日)

森盲天外物語2

カテゴリー: - hp-admin @ 17時06分50秒

連載 森盲天外(森恒太郎)物語第2回

少年期編 

−義農作兵衛と出会う−

 父親が亡くなり、困っていた母クラでしたが、クラはしっかり者で、

恒太郎を育てるために一生けんめいに働きました。

また、少年恒太郎をおじの森源六が引き受けて、しょう屋としての在り方を導きました。

恒太郎が、後に余土村や愛媛県のために大きな働きをするもとを育てたのは、

この源六おじさんでした。

 しょう屋としての仕事があるときには、おじは恒太郎の手を引き、

話し合いの場に連れて行きました。その途中で、村のことについて話を聞かせました。

ある時、おじは恒太郎を大きな一本の松の木の下の「義農之墓」と書かれた所に

連れて行きました。「おじさん、この墓は誰の墓ですか。」「これは今から140年前に、

ききんになり食べ物がなくなり、多くの人が飢え死にしそうになった時に、

生き残っていたお百姓さんが、今年の麦だね一粒は、来年の一万粒になる。

この麦だねを今食べてしばらくの間命をつなぐよりも、わしが死んでこれを守れば、

来年は数百人の命を救うことができる。種を守らねばと言って、

一袋の麦だねを残して亡くなった作兵衛さんのお墓だよ。

後世の人々が、立派なお百姓のお手本だとたっとび、

「義農之墓」を立てたんだ。」と話してくれました。

この話は、その後いつまでも恒太郎の心に強く残りました。


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